3階建てのメリット・デメリットは? 建築コストは高くなる? 間取りは? 実例もご紹介!|東大阪の分譲住宅なら城戸産業

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2023.07.27 家づくりコラム

3階建てのメリット・デメリットは? 建築コストは高くなる? 間取りは? 実例もご紹介!

2023.07.27
家づくりコラム

戸建ての住宅といえば、一般的には2階建てが多いですよね。

ここ数年は「上下移動がなくバリアフリーで暮らしやすい」「耐震性能が高い」などの理由から、平屋もブームになりつつあります。

しかし、あえて3階建てを検討される方も少なくはありません。
国土交通省によると、全住宅着工戸数に対して、4〜5%は木造3階建て以上の戸建住宅だそうです。

そこで今回は、

・3階建て住宅に向いているのはこんな人
・3階建て住宅のメリット
・3階建て住宅のデメリット
・3階建て住宅の間取りづくりのコツ
・3階建て住宅を建てるにあたっての注意点

についてご紹介致します。

 

3階建て住宅に向いているのはこんな人

事務所や店舗付きの住宅を検討している

1階フロアを事務所や店舗として使いたい場合、2階建てだと居住スペースが少なくなるため、3階建てを検討されることがよくあります。

 

どうしても広い敷地が確保できない

3階建て住宅は、地方より利便性の高い都市部で多く見られます。
都市部ではどうしても地価が高くなるため、予算内で広い敷地を確保するのが難しいからです。

土地が狭くても住宅を3階建てにすることで、フロアが増えスペースに余裕が生まれます。

 

2世帯住宅を検討している

フロアごとに親世代・子世代で住み分けることができるため、2世帯住宅でも3階建てを検討されることがあります。

 

3階建てのメリットは?

生活スペースが増える

3階建て住宅の最大のメリットは、やはりフロアが増える分、生活スペースが増えることでしょう。

生活スペースが増えることで、2階建てでは作ることができなかった収納や、趣味のためのスペースなどを増やすことができます。

 

フロアごとの使い分けがしやすい

「1階は店舗、2・3階は居住スペース」「1階は親世帯、2・3階は子世帯」
というように、フロアごとに用途の使い分けをしやすいのも3階建て住宅のメリットです。

また、フロアで別れている空間は独立性が高いため、プライバシーも確保しやすくなります。

2世帯住宅なら、同じ家に住みながらも適度な距離感を保つことができますし、自宅と仕事場を併用する場合も、フロアが分かれているとオンとオフのメリハリがつきやすいでしょう。

 

眺望が良い

高い場所から広範囲を見渡せるので、ロケーションによっては素晴らしい眺望を望むことができます。

 

水害対策に有効

水害が起こった時、高い場所に避難できれば、それだけでも生存率が上がります。
家に3階や屋上があることは水害対策に有効でしょう。

 

3階建てのデメリットは?

階段の上り下りが大変

階段が増える分、シンプルに上り降りが大変になります。
2階以上のフロアにキッチンを設置する場合、日々買い出しした食料品なども、その都度階段を上って運ばなければなりません。

また、大型の家具や家電を購入した時の搬入も3階まで運ぶとなると大変です。

老後、階段の上り下りが難しくなるとその家での生活そのものが困難になることもあります。エレベーターを設置したり、エレベーター設置用のスペースを確保しておくと安心です。

 

フロアの温度差が大きい

3階建て住宅は、各フロアの温度差が大きいことがあります。温度差が大きくなってしまう理由は以下の2点です。

・3階は日が当たりやすく、1階は日当たりを確保しにくい
・暖かい空気は上に溜まりやすく、冷たい空気は下にたまりやすい

自宅内の寒暖差が大きいと、体調不良やヒートショックなどのリスクにつながることもあるため、注意が必要です。

 

光熱費が上がりやすい

1階から3階の各フロアで冷暖房を使うと、光熱費がかなり高くなってしまうことがあります。

各フロアの温度差や冷暖房などの空調コストという問題を解決するためには、高気密・高断熱の家づくりや、全館空調の導入がおすすめです。

 

メンテナンス費用がかかる

戸建て住宅には、外壁の塗り替えや補修といった定期的なメンテナンスが必要です。

3階建ての場合は、2階建てに比べてワンフロア分、メンテナンスのためのコストが上がるため、それを踏まえて計画を立てることが大切です。

メンテナンスのコストや手間を軽減するためには、サビや汚れに強い外壁や屋根を採用するのがおすすめです。

 

2階建て住宅よりもコストがかかる

3階建て住宅の建築費は、2階建て住宅の1.2〜1.5倍、坪単価は5〜10万円ほど高くなると言われています。

また2階建て住宅ではかからない下記のコストも必要になります。

【構造計算】
一般的な木造2階建てでは構造計算が免除される一方で、3階建ての場合は構造計算書の提出が義務付けられています。

構造計算書の提出にかかる費用は、建物の規模や構造によって異なりますが10〜40万円程度となります。

【耐火・防火関連規定の適用が増える】
3階建て住宅は2階建て住宅に比べて、耐火・防火関連規定の適用が増えます。
そのため2階建て住宅では必要のない使用や設備が必要になるケースがあります。

【地盤改良が必要になることも】
3階建て住宅は2階建て住宅よりも重量があるため、地盤の状態によっては地盤改良が必要になることがあります。

地盤改良にかかるコストは数十万円から100万円を超えることも。
土地選びの際は、利便性だけでなく地盤の状態なども考慮しましょう。

 

2階建てより「揺れ」の影響を受けやすい

3階建て住宅は2階建て住宅に比べて、強い風や地震による揺れの影響を、より強く受けます。
そのため、3階建て住宅の「揺れ」に対する対策は必須です。

住宅における地震への対策には、耐震・制震・免震の3種類があります。

耐震は建物自体を強くする構造、制震は揺れを吸収して建物へのダメージを抑える構造、免震は地面と建物を切り離しその間に免震装置を取り付けることで揺れを建物に伝わりにくくする構造です。

地震大国と呼ばれる日本でマイホームを建てるなら、地震対策は必須。
コストや性能のバランスを見ながら必要に応じて、賢く地震対策を講じましょう。

 

3階建て住宅間取りづくりのコツ

エレベーターを設置できるように、あらかじめスペースを確保しておく

前述の通り、高齢になると階段の上りが難しくなったり、車椅子で生活することになる可能性もあります。

そうなった時にも安心して暮らせるよう、あらかじめエレベーターを設置したり、後からエレベーターを増設するためのスペースを用意しておくと安心です。

 

階段を緩勾配にする、手すりを設置する

コストの問題でエレベーターの設置が難しい場合は、階段の上り下りをなるべく安全に行えるよう、階段をあらかじめ緩勾配にしておいたり、手すりを設置するようにしましょう。

 

1階だけで生活が完結できるようにしておく

「狭い土地で生活スペースを増やすために3階建てにしている」という前提がある中では難しいかもしれませんが、水回りや居室を1階に集約しておけば、もし階段の上り下りができなくなっても、1階だけで生活することができます。

 

3階建て住宅を建てるにあたっての注意点

土地の制約条件によっては3階建てが建てられないこともある

「用途地域」「高さ制限」「斜線制限」「建ぺい率」など、住宅を建てる際にはさまざまな制限があります。

土地の制約条件によっては、3階建ての住宅を建てられないこともあるため、3階建て住宅をご検討の方は、その土地の制限や条件をあらかじめ把握しておく必要があります。

 

意外な盲点! wi-fiが届きにくい?!

wi-fiは別階には電波が届きにくいことがあります。

2階や3階でwi-fiが使えない、特定の部屋でwi-fiが使えない、となると非常にストレスが溜まってしまいますよね。

対策としては、中継機などを使って電波が届くようにするなどの方法があります。

 

周辺環境は十分なリサーチを

周辺に2階建て住宅が多いなか、3階建て住宅を建てることで、ご近所から「日当たりが悪くなった」等の苦情を言われトラブルに発展したという話は、ネットなどでも散見されます。

たとえ法的に何の問題もなくとも、ずっと文句を言ってきたり敵意を向けてきたりする人の近所で暮らすのは大変ですよね。

ご近所にどんな施設があるのか、ご近所に住んでいる人はどんな人か等、購入を検討している土地の周辺環境については、事前にしっかりとリサーチしましょう。

 

まずはお気軽にご相談ください

東大阪で家づくりをご検討されている方、土地探しをされている方は、まずはお気軽に弊社までご相談くださいませ。

お客さまの疑問や不安に弊社スタッフが親身に寄り添い、全力で家づくりのサポートをさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この情報がみなさまの家づくりの一助となれば幸いです。